令和2年度 医薬品登録販売者試験

 

12月20日に、茨城県の医薬品登録販売者の試験を受けてきました。試験日までと試験日当日の2つに分けて、振り返りたいと思います。

試験日まで

11月

毎日必ず、1時間勉強することにしました。かなり控えめな学習時間ですが、時間の多さよりも毎日の継続性を重視しました。「慌てなくても大丈夫そうだ」と感じたせいでもあります。

まだまだ試験の全体像が見えてこない時期でした。過去問集や問題集を解いて、重要な箇所はノートにまとめていく勉強をしていました。

12月

毎日2時間を、必ず勉強することにしました。

勉強は楽しく面白いものですが、試験勉強はというと、苦しく痛みを伴うものです。やりたくない時や時間が無い時でも、無理やりにでも学習しなくてはならないからです。

私はなぜかその経験をすぐ忘れてしまうのですが、再びその嫌な感じを思い出しました。真夜中に勉強時間がずれ込んでしまったり、睡眠不足の発生などが起こったためです。「なんでこんな試験に申し込んだんだろう」と思いましたが、今さら嘆いても仕方がありません。

試験日の前日と前々日は、3時間ずつ勉強しました。直前になってようやく、一通り知識の整理が終わったなと感じることができました。しかし過去問の演習がまだまだ足りないこともあり、出題される問題次第で合否が決まってしまう不安定さを抱えたままでした。

試験日当日

水戸へ

常磐線に乗って、試験会場となる水戸へ。常磐線に乗るのは10年ぶり、水戸に行くのは20年ぶりくらいです。

茨城県は南北に長い県で、県庁所在地の水戸は北にあります。私のように南に住む人だと東京のほうが近いので、水戸に行く用事など全く無いのです。

今回の令和二年度の医薬品登録販売者試験に関しては、茨城県の南部の筑波大学会場が無くなってしまったので、唯一の水戸会場に行くこととなった次第です。色々と懐かしくて観光気分になり、朝日に照らされたレンコン畑や筑波山を、美しいなと思いながら電車から眺めていました。

午前

試験会場は、水戸駅から歩いてすぐの高校でした。大学や専門学校は資格試験の会場としてよくあるのですが、高校は珍しいのではないでしょうか。私の場合は高校に入ることなんて卒業以来で、新鮮さを感じました。

教室の外の廊下には、いくつかの机が出してありました。密集を避ける配慮なのか、教室内の机の一列を省いたのだと思います。他の受験者との距離も程よくあり、窮屈に感じることはありませんでした。ちなみに私の机の下端には彫り物があり、「ナオユキLOVE」とありました。誰だ君はナオユキ。

茨城県は、北関東の区分に入ります。前半戦は、第4章、第1章、第2章です。

特に何か苦戦した訳でもなく、すんなりと60問を解き終えました。過去問練習をしている時から予想はしていたのですが、やはり時間が余りました。2時間の試験時間でしたが、問題の見直しとマークの漏れがないかを再度確認して、20分程余して退室。

昼食

疲れた頭を気分転換させたかったので、近隣を散歩してたら広い公園を見つけました。事前に飲み物とパンを持っていたので、そこで昼食を食べることにしました。肌寒い日でしたが、日が照っていたので都合が良かったのです。

ベンチに座ってパンを食べ始めた途端、鳩の大集団がどこからかやってきました。私からわずか1メートルの所まで来て、芝生をついばみながら、横目でずっとこっちを伺ってきます。パンを分け与えて欲しいのでしょう。しかし気にせず食べ終えて、さらに参考書を広げても、その軍団はどこへも行かないのです。ずっと凝視されるがまま。すごい鳩ハラスメント。

午後

後半戦は、残りの第3章と第5章です。この2つについては、地域ごとによってかなり出題傾向に差が出ます。茨城県の過去問を調べてみたところ、第3章の漢方と生薬の問題は毎年3問程度で、また第5章の別表5-1と5-2からの出題も控えめでした。なので深入りは避けて、頻出項目だけを覚えることにしました。その他から出されたら、捨て問として諦める方針です。

試験が始まり問題を解きだしてみると、若干の苦戦模様となりました。与えられた選択肢のうち、3つか2つまでは絞り込めるのですが、最後の決め手を欠く問題が多いのです。どうやっても手掛かりが得られない問題は、勘でとりあえず埋めました。

漢方と別表5については、準備した分の問題は解けました。唯一「桔梗湯(キキョウトウ)」という初めて見る漢方が出題されて、慌てたくらいです。午前と同じく、20分ほど時間を残して退室。

おわりに

近年の資格試験といえば中小企業診断士しか受けていなかったので、今回は全く種類の違う試験でした。しかし単に出題分野の違いだけでなく、男女比や年齢層が、そして何より雰囲気が違いました。医薬品登録販売者は、全体的な様子が穏やかでした。これは受験者側だけでなく、試験監督側についてもそう感じました。

合格発表は、年をまたいでの2月です。合格者には郵便での通知と、インターネット上で番号の確認ができるそうです。

試験問題の解答はそれ以前に発表されるはずなので、公開され次第、自己採点してみようと思います。

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