PoEは課金ゲーなのか

パス・オブ・エグザイル(以下PoE)は無料で遊べるゲームです。しかし、課金要素も確かにあります。

 

無料ゲームというけれど

基本無料のゲームはたくさんあります。最近はスマートフォンのゲームが盛況ですから、無料のゲームをパッといくつも思い出せるのではないでしょうか。

お金は必要

どんな商品であれサービスであれ、無料では成り立ちません。

テレビが無料なのは広告収入があるからであり、図書館が無料なのは税金収入のためで、Twitchで毎日配信できるのは視聴者が寄付してくれるからです。

PoEは無料だけど

PoEのゲームを開発しているGGGは18人います。仮に一人あたり月20万円支払うとすると、ひと月に360万円必要になります。

なので、どこかから収益を上げる必要があります。一般的な他のゲームと同じで、PoEもゲーム内でアイテムを販売しています

このため、無料で成り立っているのです。

 

良い課金とダメな課金

課金ひとつで、ゲームがガラリと変わってしまうことがあります。特に注意しなくてはいけないのが、ダメな課金です。

 

課金するゲームは全部一緒でしょ。良いも悪いもないよ。

こう思われた方もいるのではないでしょうか。実は、ある課金にはとても注意しないといけないのです。

良い課金とは

 

ゲームシステム、メカニズムに一切干渉しない課金が良い課金です。

リーグオブレジェンズ(League Of Legends)や、カウンターストライク(Counter Strike) などが良い例でしょう。

見た目が変わる衣装、アクセサリー、スキンなどに対する課金のことです。

 

ダメな課金とは

 

ゲームシステム、メカニズムに干渉する課金がダメな課金です。具体的には、攻撃力・防御力が上がる巻物、移動速度が速くなるポット、などがあります。

このようなアイテムは、対人ゲームだと明らかに差がでてしまいます。購入した人は勝ちやすく、持っていない人は負けやすくなってしまいます。

こういった課金形態は、ペイ・トゥー・ウィン(Pay to Win, 略称はP2W)と呼ばれます「勝つために現金を支払う」という意味から出来た言葉です。

 

要するに、ダメな課金とはP2Wのことなのです

 

P2Wの何がいけないの?

 

P2Wのゲームが、倫理的にどうこうとか、ゲーム本来の面白さを損ねる、とか言うつもりは全くありません。

P2Wが悪い理由はただ一つです。

P2Wのゲームは生き残れない

 

ゲームの競争は熾烈です。「少し前まですごく人気があったのに、あっという間に誰も遊ばないゲームになってしまった」なんてことは山ほどあります。

人気が落ちていく要因として、

  • バグやチーターの放置
  • ユーザーの要望の無視
  • ライバルゲームの出現

などがあり、これらが積み重なって不満が高まり、ユーザーが離れてしまいます。

しかし、もっと強烈なのがあります。それが、

  • P2Wの導入

なのです。

 

P2Wは終焉の始まり

開発側目線から考えると、大きな利益が見込めるからこそP2Wを導入するのでしょうが、正直なところ劇薬です。

 

 

P2Wのゲームは、現金を支払った人が有利という点で、公平ではないと考えているユーザーが多いです。

そのため、ユーザーからの口コミは最悪になります

既存のプレイヤーが離れるだけでなく、新しくゲームをやってみようという人にも大きな障壁となるのです。

 

まとめ

PoEは無料のゲームですが、課金要素によって収益を上げています。

それらの課金はP2Wでは無いので、ユーザーの反感を買わず現在の人気を保っています。