Act3の物語

物語のはじまり

今までは川、沼、そして森などを抜けてきました。今度は、サーン(Sarn)という歴史のある都市へ向かいます。

 

パイエティ―(Piety)

Act1とAct2でちょこちょこと登場してきたパイエティ―ですが、Act3でいよいよ決戦となります。

オリアスの売春婦

パイエティ―として知られる以前に、彼女には別の名前がありました。ビニア(Vinia)として、オリアスでは暮らしていたのです。彼女は呪法の研究をし、売春婦としてその調査資金を稼いでいました。

ビニアはある時、罪人として捕らえられます。火あぶりの刑に処される予定でした。

そこへ、ドミナス最高位騎士(High Templar Dominus)が聴聞にやってきました。彼女はドミナスを丸め込み、なんと処刑を取り下げることに成功しました。何か裏取引をしたのだろうと、疑う人も出ました。

しかし実際は、ビニアはレイクラストに存在する、まだ見ぬ秘密の力の可能性を彼に打ち明けたのです。この話をドミナスは非常に評価しました。

恩赦が与えられた後、彼女はドミナスの片腕として保護されるようになりました。そしてその時から、彼への忠誠を誓う表れとして、「パイエティ―(敬虔:けいけん)」と呼ばれるようになったのです。

誘拐と救出

Act2のピラミッドを抜け街へ向かう途中で、あなたは悪党集団に捕まっているクラリサ(Clarissa)と出会います。彼女を助けると、「恋人がパイエティーに誘拐された」と言います。どうやら彼女の恋人は火葬場(Crematorium)に連れていかれたそうです。

火葬場の奥深くへ進むと、パイエティ―とその取り巻きとの戦闘になります。あなたが戦闘に勝利すると、彼女は逃亡します。

クラリサの恋人は、パイエティ―の拷問により、すでに息絶えていたのでした。

決戦

サーンを行き来しているうちに、パイエティ―が月の寺院(Lunaris Temple)にいることを突き止めます。かつて美しかった寺院は、彼女によって巨大な実験場に変えられてしまいました。バール文明の源泉であった美徳の宝石(Virtue Gems)の研究を、とりまきの科学者たちと進めているようです。

パイエティ―へと向かう道中には、とんでもない死体の山があちこちに積み重なっています。

彼女の邪悪な研究を、あなたは止めなくてはなりません。

ディアラ夫人(Lady Dialla)

見た目も発言も奇抜な、不思議系女子がディアラ夫人です。

愛人として

チータス皇帝(Emperor Chitus)には愛人がたくさんおり、若いディアラはその女たちの一人でした。しかし彼女は色々な事に首をつっこみすぎる性格があり、皇帝は気分が良くありませんでした。ついには、チータスに使える呪術師のマラカイ(Malachai)に譲り渡されてしまいます。

今度はマラカイの愛人になると、彼の呪術の実験対象となります。マラカイは美徳の宝石を使って、能力を高めた人間たちを創り出しました。その改造人間たちをジェムリングズ(Gemlings)と呼びます。ディアラは、ジェムリングズの女王へと変えられたのでした。

マラカイはその後も研究を続け、ついにはビースト(the Beast)を手なずけてしまいます。その力をもって、レイクラストを呪いの大地に変えたのでした。

そして現代

太陽の寺院(Solaris Temple)で、あなたとディアラは出会います。悪党集団のことを「ゴキブリ」と呼び、あなたのことを「ゴキブリじゃない人」と呼びます。年齢はすでに200歳を超え、太陽の寺院で孤立した生活をしていたようです。

ディアラ夫人には謎が多く、その話す内容も不明瞭です。ただ一つ確かなことは、今でもマラカイのことを愛し、そして憎悪しているということです。

 

ドミナス(Dominus)

パイエティ―が持っていた鍵で神の杖(the Sceptre of God)の門を明けると、Act3も最終局面を迎えます。巨大な塔を最上階まで登っていきましょう。オリアスの最高権力者のドミナスが、単なる追放者であるあなたと対峙します。

手下のパイエティ―は敗れました。その主君はどうなるでしょうか。