日本時間の9月1日土曜日から始まる新リーグ「Delve」が発表されました。注目となるのが、どこまでも続く終わりの無いダンジョンの登場です。
深く進めば進むほど報酬も大きくなり、その代わりに敵も強くなります。ダンジョンの深くで登場する敵は、「マップ最後半の敵よりもずっと強い」との発表があります。
しかし、この発表でどうしても気になる点があります。
公式掲示板の中で、何人か同じような書き込みをしている人がいました。
そうなのです。発表の範囲内で考える限り、今回のDelveリーグのダンジョンに潜るシステムは、核心となる部分で、ディアブロ3(グレイターリフト)というゲームの構造と非常に似ているのです。
そこで、新リーグのダンジョンシステムが、「ディアブロ3の仕組みと同様である」と仮定してみます。そして、過去のディアブロ3で実際に起こった歴史をなぞりつつ、PoEの新リーグがどのような雰囲気になるのか、さらにはどんなことが起こるのかをまとめてみたいと思います。
これまでのPoEとは違う熱気
新リーグでは、ダンジョン用にもう一つラダーボードが追加されることが発表されました。ラダーボードとは順位表のことで、公式ページで「誰が、何階まで潜れたか」が公開されます。
その順位表を一番気にするのが配信者です。記録の更新を見たい視聴者がそこにいるからで、新記録となれば大きな名誉となるからです。
「〇〇が世界で最初に100階に到達した」
「101階は絶対に不可能」
「ところが〇〇は新ビルドで120階を突破した」
このようなことが繰り返されると思います。そして最終的には、世界記録を更新する一階深く潜るのに、数百回もの試行が必要になるはずです。
みんなが同じビルドになる
誰が何回やっても突破できない深い深い階層があります。普通の敵ですらライフと攻撃力が異常に膨れ上がり、通常の攻撃で一撃即死してしまうような状況です。
さすがにここが限界だろうと、誰もが思います。
そんな閉塞したところに、「誰かが突破した」というニュースが飛び込みます。
次に何が起こるでしょうか?そのビルドが分析され、模倣が起こります。真似することによって、さらに深いダンジョンをクリアできる可能性があり、ラダー競争に勝てるかもしれないからです。
確かに今までも、赤エルダーやシェイパーを倒せるビルドはある程度限定されていました。
しかし今度のダンジョンシステムでは、ビルドの限定のされ具合がもっと極端になり、有効なビルドはさらに収束されていくでしょう。
パーティープレイが必須
オーラボット(Aurabot)という補助キャラクターが強すぎることが指摘されています。オーラボットとは、ヘイスト(Haste)やアンガー(Anger)などのオーラジェムの効果を、スキルノードやユニーク装備などで最大限に高めた補助キャラクターのことです。
よってこのようなサポートをしてくる人と一緒にプレイする場合、一人でプレイする時よりもオーラジェムからより強い効果と、数的により多くの補助を受けることができるのです。
加えて、クリアスピードの点から考えても、ダンジョンではパーティを組んだほうが有利になるはずです。
一人で遊びたい人で、かつダンジョンの記録に挑戦したい人は、新リーグではSSFを選んだほうが良いかもしれません。ラダーボードの順位は、パーティを組んだ人たちの記録で埋まってしまうからです。
終わりに
以上3つに分けて、新Delveリーグについて書いてみました。
あくまでも「現時点で与えられた情報だけで」書き進めた記事なので、実際にリーグが始まってみると全然違うこともあると思います。
良くも悪くも、新Delveリーグは今までのPath of Exileとは違った雰囲気になることが予想されるので、注目が集まるところです。